バリスティックナイロンとは?強度最強の裏に欠点が!
バリスティックナイロンというナイロンを知ってますか?
強度、防水性共に非常に強力な軍事用に開発された非常にタフな生地なんです。
えーっと有名なブランドだとTUMIとかですかね。
ちなみにTUMIのバリスティックナイロンは「FXTバリスティックナイロン」という普通のバリスティックナイロンよりも強力なナイロンなんですけどね。
そんなバリスティックナイロンを今日は紹介します!
そして最後にはこっそり欠点も紹介します( ̄ー ̄)
[box class=”glay_box” title=”コーデュラバリスティックリュック”]
スーツにあうバリスティックビジネスリュックseow(セオ)[/box]
バリスティックナイロンって??
バリスティックナイロンはアメリカの化学会社デュポン社が開発したナイロンです。
通常のナイロンの5倍の強度があると言われている繊維です。
1050D(デニール)の糸で作られています。
デニールについて詳しく知りたい方はまでCORDURA(コーデュラ)って?防水耐久性に優れた生地まで♪
実はこの生地防弾チョッキの防弾チョッキにも使われているんです!といっても銃弾を貫通させない生地と言うわけじゃないですよ。
防弾チョッキはこの生地の他に金属やプラスチック、セラミックなどの素材を組み合わせたモノで銃弾を防いでいるんです。
とはいえ、摩擦や引裂などに対する耐久性は非常に強いし、耐熱性も優れているので防弾チョッキなんかにも使われているんでしょうね。
バリスティックナイロンとコーデュラナイロンの違い
ナイロンといえば先日コーデュラナイロンを紹介しましたね。
時々見かけるこのロゴのついたバッグ見かけませんか?これはCORDURA(コーデュラ)っていう生地のブランドなんです。鞄や洋服のブランドではありません。CORDURA(コーデュラ)は耐久性、耐水性…
この時紹介した時はコーデュラナイロンは普通のナイロンの7倍の強度があると書きました。
なのでバリスティックナイロンと、コーデュラナイロンならコーデュラナイロンのほうが強度があるよ。ということなんでしょうが、この普通のナイロンというのが、何を指しているのかという謎があるのと、バリスティックナイロンはデュポン社、コーデュラナイロンはインビスタ社なんですよね。
でもインビスタ社はデュポン社の子会社なんです。
なので、どっちが強度があるのかと言われるとなんとも言えません。
しかも、コーデュラのバリスティックナイロンというのも存在するようなので、コーデュラナイロンVSバリスティックナイロンというより、コーデュラナイロンもバリスティックナイロンも強度がめっちゃ強いナイロンの仲間といったイメージじゃないかなと僕の中で結論付けています。
というか違いはデニールと裏加工じゃないか?
カワニシカバンはOEMの縫製工場なので、お客さんが決めた生地を使って製造します。
そんな中で、やはりバリスティックナイロンもコーデュラナイロンナイロンも扱ったことがあるのですが、僕の勝手なイメージとしては
の順で強度があると思っています。
あと1680Dのコーデュラナイロンというのもありますが、これは僕触ったコト無いのでなんとも言えませんが、サンプル帳を見る限り、バリスティックナイロンとまあまあ近いと思います。
でも500Dくらい差があるんだけどな。。。
あと、バリスティックナイロンは比較的裏面を加工しているのが多いイメージがあります。
現に僕らが工場で生産したバッグも裏加工がされていました。
この裏加工がしっかりされていればやはり非常に強度が強くなります。
なので、生地そのものの強度もそうですが、それに付随する加工、あと生地を作る糸の太さなんかも関係するのではないかと思っています。
【まとめ】バリスティックナイロンの欠点
最後に強力な素材バリスティックナイロンの最大の欠点を言わせて下さい!それは
ゴツすぎて縫製が大変ー(涙)
いや。本当に大変なんです。バリスティックナイロンの加工って硬いし、重いし、しかもTUMIとかだと、めちゃくちゃ凝った形ですよね。
僕から見ると、そりゃ高いよね。と思います。
今回は、バリスティックナイロンについて紹介しました。
まあ紹介だけじゃなくて思いのたけまで話してしまいました(笑)
最後にフォローするわけじゃないですけど、バリスティックナイロンは非常にいい強度のあるいい生地です。
丈夫で長持ち!素晴らしい。
でも。まあ重いでしょうね。
重さが気にならない方はネットで買っても良いかもしれませんが、気になる方は一度お店に足を運んで実際に商品を持ってみてから購入を検討した方が良いかもしれませんね。
まあ、革も思いからなんとも言えませんがね。。。
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