アウトドア系バッグのプラスチックパーツといえばニフコ!
アウトドア系のバックパックやウエストバッグなんかによくついているプラスチックのバックル(パーツ)ってわかります??
YKKやその他のメーカーのプラスチックバックル(パーツ)もありますが、僕らが最もよく使っているのがニフコ(nifco)というメーカーのプラスチックバックル(パーツ)です。
今日はそんなニフコを紹介したいと思います!
ニフコ(NIFCO)とは
元々は1967年に日英物産(株)とITW社との間にできた合弁会社、日本工業ファスナー(株)で、1970年に現在の株式会社ニフコに商号変更したそうです。
ニフコは僕らにとってはプラスチックバックルと呼ばれるプラスチックパーツのイメージしかありませんが、実際には、車や住宅関連のプラスチックパーツも作っているようです。
世界中に関連会社のある東証一部上場企業なんです。
意外とAmazonとかでも買えます。
Amazonでも一部売ってるんですね。
少し紹介します。
TSR20
20mm幅のテープ2本のテープをジョイントするバックルの役目をするプラスチックバックルです。
ベルトの長さの調節などにができます。
YSR20
こちらも20mm幅のテープ2本のテープをジョイントするバックルの役目をするプラスチックバックルですが、TSRとの違いはその形状です。
これまでのバックルとは全く違う流線型のシェイプによってデザイン性を向上させたバックルです
CS7 プラスチック コードエンドストッパー
コード・ひもの端には使われるコードエンドストッパーです。こういうのがないとコードの先がボソボソしてしまいます。
地味ですが大事なパーツです。
★
ここで紹介しあパーツはほんの一部です。
ニフコプラスチックバックル(パーツ)はアパレル用バッグ用問わずたくさんの種類があります。
TIFCOやKIFCOはNIFCOのニセモノ??
プラスチックバックル(パーツ)にはTIFCOやKIFCOという明らかにニフコ(NIFCO)のニセモノではないか!!と思ってしまうモノがあります。
が、それはニセモノではなく、
TIFCOはティフコといいニフコが1983年(昭和58年)に台湾の友寧工業と設立した合弁会社TAIWAN INDUSTRIAL FASTENER CORP.(TIFCO)で
KIFCOはキフコといい、ニフコが1985年(昭和60年) に韓国のSSAMG YPMG CPRP.と設立した合弁会社KOREAN INDUSTRIAL FASTENER CORP.(KIFCO)
なんです。
だからTIFCOもKIFCOもニセモノじゃないんですよ。
当時はTIFCOはニフコ台湾で生産されたものに、KIFCOはベトナムで生産された物に印字されていました。
ですが、現在はどちらもNifco Korea IncとNifco Taiwan Corp.に社名変更され、プラスチックバックルにもNIFCOと印字されるようになりました。
なので、TIFCOやKIFCOは少しレアですね
あと、気になったのはKIFCOは韓国の会社との合弁会社の割に生産はベトナムだったんですね。
最後まで読んでくれてありがとうございましたm(__)m
鞄を作っているような人でないと全く興味がないであろう、プラスチックバックルについて紹介しました。
でも、1つの鞄をつくるには、生地や革だけじゃなくて、金具、プラスチックバックル、ファスナーなんかも必要です。
そういったものの背景も知ってもらえたらな。と思って紹介しました。
それではー。
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