コードバンやホースハイドと言えば馬の革です。
特にコードバンは革の王様と言われる程の革で、しかも希少な革です。
ホースハイドは、良質の革ジャン、ライダースジャケットやフライトジャケットなどにも使われていますね。

 出典:Pixabay

どちらかと言えば男らしいイメージのある馬革です。
さて今日は、

なぜコードバンが革の王様なのか?
なぜホースハイドが革ジャン、ライダースジャケット、フライトジャケットに使われるか?

なんかを紹介します!

ちなみに、先日も紹介しましたが革で最も使われている動物は牛です。

馬革

馬革の生産数は減少していて、世界的に不足している為、非常に貴重な革なんです。
でも、馬を乗り物として使っていた1930年代ごろはたくさん馬がいたのでその頃の製品にはよく使われていたんです。

現在は馬は牛のように食べるイメージもないし、一部の人が趣味で乗ってるイメージしかないですよね。
そりゃ数も減りますよね。

ホースハイド

馬革はの特徴は繊維が粗いため、牛に比べると実は強度が少し落ちるんです。
が、柔軟性に優れていてきめ細かく、牛革より伸びが少なく、その形状を保とうとする力があるので、カバンに使うというよりも、革ジャン・ライダースジャケット・フライトジャケットなどの衣料向けに使われています。

コードバン

コードバン冒頭でも話しましたが、まさに『革の王様』です。

コードバンは「馬のお尻の部分」のことをいいます。
通常の馬革部分は、外側へ伸びていく繊維の性質を持っていますが、コードバンだけは身体の内側へ収縮するような繊維の性質を持っています。
しかも、馬のお尻の部分はムチで強く打たれ、固くなっているためとても強い強度を持ちます。
そしてコードバンの牛革の3倍とも言われています。

元々はヨーロッパで少数しか生産されていない農耕用の馬からのみ採取されていて、全体の約1割しか取れない、非常に希少な革でした。
現在では農耕用の馬にには限らないそうですが、それでもお尻の部分、馬の体から言うとほんの一部分だけなので、やはり非常に希少で高級な革になります。

コードバンは使い込んでいるうちに光沢が出て馴染んでくるという特徴もあります。

僕はコードバンの靴が好きです。まあなかなか高級で買えませんが。。。(;´д`)

【まとめ】馬革はやっぱりなんだか男らしい

今回は馬の革について紹介しました。
僕は元々古着屋だったので馬革というと、ビンテージのライダースジャケットなどが思い浮かびます。
ビンテージの革ジャンに馬革がよく出るのは、車ではなく、馬が移動手段だったという時代背景もあるのですね。

そしてやはり、コードバンといい、ライダースジャケットやフライトジャケットといいどちらかと言えば馬革はメンズの商品に多いイメージがあります。
確かに革自体の雰囲気が男らしいというか、粗々しいというか、そういう力強さを感じられる革なのかもしれませんね。

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